DREAM PRICE 1000 ふきのとう 白い冬

ふきのとう DREAM PRICE 1000 ふきのとう 白い冬歌詞
1.白い冬

作詞:工藤忠行
作曲:山木康世

一人で想う 秋はもう深く
過ぎ去れば 空しく消えた日々
あなたに逢えた 秋はもう遠く
迎えつつあるは 悲しい白い冬

一人で暮らす 冬は早や涙
想い出せば 空しく消えた日々
あなたを愛した 秋はもう去って
感じるものは 悲しい白い冬

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた

一人で暮らす 冬は早や涙
想い出せば 空しく消えた日々
あなたを愛した 秋はもう去って
感じるものは 悲しい白い冬

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた

もう忘れた 全て あなたの事は
秋の枯れ葉の 中に捨てた


2.南風の頃

作詞:村上実
作曲:山木康世

南風吹いたら 流れ雲流れて
本棚の写真帳 色あせたまま
陽だまりのかげろうに あなたを想いつつ
縁側でひとりぼっち ひなたぼっこ
この町になれようと 泣き笑いおぼえて
かわらぬ生活(くらし)に季節をみつけた

僕の背中で想い出が ゆらゆら揺れてます
昨日の涙で面影も ゆらゆら揺れてます

南風吹いたら 吹き流し流れて
本棚の日記帳 書き残したまま
こぼれ落ちる押し花に あなたを想いつつ
足組んで ひとりぼっち ひなたぼっこ
この町になれようと 泣き笑いおぼえて
かわらぬ生活に季節をみつけた

僕の背中で想い出が ゆらゆら揺れてます
昨日の涙で面影も ゆらゆら揺れてます


3.初夏

作詞:山木康世
作曲:山木康世

噴水の前で 記念写真を
撮っているのは 新婚さんかな
ぼくは座って それを見ている
鳩はつついてる とうきびの殻を

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる

時計台を見て たむろしている
大きなリュックの黒いカニ族
ぼくは通り過ぎ 見ない振りして
道を聞かぬよう 声をかけぬよう

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる

地下街はいつも都会の顔して
狸小路を 田舎扱い
ぼくは地下鉄の電車を待ってる
センチメンタルに浸った振りして

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる

夏の初めの昼下がりは
とても馴じめず淋しくなる


4.やさしさとして想い出として

作詞:山木康世
作曲:山木康世

もうあなたと逢えなくなる
二人で夢に見た 手さぐりの
青春は通りすぎた 昨日の風のように
もう あなたは冗談も言わず
九月のことに かかりきりみたいで
夜の街は 淋しすぎて
その上 冷たすぎて

爪の伸びた小指をかみながら
こぼれる涙に言い訳していた
知らないこととはいえ 短すぎた
ぼくが一年離れているうちに

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて

もうあなたの涙もろさや
人一倍の負けず嫌いなとこも
あなただけの やさしさとして
帰らぬ 想い出として

少女のような笑顔にあの店で
知らず知らずのうちに好きになり
寒い夜にだきしめて見つめあって
小さな愛を確かめてきたのに

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて

あなたが あなただけが
こんなに 変わるなんて


5.風来坊

作詞:山木康世
作曲:山木康世

この空どこまで高いのか
青い空 お前と見上げたかった
飛行機雲のかかる空
風来坊 サヨナラがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
雲がちぎれ 消えるだけ
空は高く 高く

この風どこまで強いのか
北の風 お前と防ぎたかった
ピュー ピュー 身体を刺す風
風来坊 うつむきがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
背中丸め 直すだけ
風は強く 強く

この道どこまで遠いのか
恋の道 お前と暮らしたかった
振られ捨てられ 気付く道
風来坊 強がりがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
瞳熱く うるむだけ
道は遠く 遠く

この坂どこまで続くのか
上り坂 お前と歩きたかった
誰でも 一度は上る坂
風来坊 独りがよく似合う
歩き疲れて 立ち止まり
振り向き振り向き 来たけれど
影が長く 伸びるだけ
坂は続く 続く

坂は続く 続く……


6.春雷

作詞:山木康世
作曲:山木康世

突然の雷が 酔心地 春の宵に
このままじゃ夜明けまで 野ざらしずぶ濡れ

春の雷に 白い花が散り
桜花吹雪 風に消えてゆく

過ぎた日を懐かしみ 肩組んで涙ぐんで
別れたあいつは今 寒くないだろうか

春の雷に 帰るあてもなく
桜花吹雪 家路たどるふり

声なき花の姿人は 何を思うだろう
まして散りゆく姿 この世の運命を

春の雷に 散るな今すぐに
桜花吹雪 命つづくまで

春の雷に 散るな今すぐに
桜花吹雪 命つづくまで